リカーリングモデルとは?

最近ビジネスの場で何かと耳にする機会の多い「リカーリングモデル」。どのようなビジネスモデルで、どんなメリットがあるのでしょうか?

 

リカーリングモデルとは

リカーリング(Recurring)とは、「くり返し起きる」や「循環する」などを意味した言葉で、「リカーリングモデル」という場合は、継続的に利益の出るビジネスモデルを指します。

 

リカーリングモデルは大きく3つのタイプに分けられます。

 

商品のファンを作る

例えば、ある歌手の新しいCDが発売されれば歌手のファンがそのCDを購入します。その曲が満足されるものであれば、次にCDが出た時にも買ってもられる可能性が高いです。このように継続的に商品を買ってもらうのがまず基本的なリカーリングモデルです。

 

映画館で映画を見た人が、パンフレットを購入したり、原作小説にも手を出したりなど、関連商品の購入もこのタイプに含まれます。

 

消耗品で利益を出す

プリンターのインクなどが代表例です。

 

家庭用インクジェットプリンターの価格は数万円で、一度買えば数年は使い続けることができます。プリンター本体の利益率は高くありませんが、メーカーはインクの販売によって利益を出しています。

 

本体の買い替えスパンは長いですが、消耗品のインクは短い期間に何度も買ってもらえます。また、インクにはメーカーを超えた互換性はなく、基本的に自社製のインクしか使えません。そのため、一度プリンターを購入したら同じメーカーのインクを購入し続けることになります。これにより、プリンターのメーカーは継続的に利益を出すことができます。

 

他にも、ウォーターサーバーなども同じようなビジネスモデルになっています。

 

月額料金制

毎月、もしくは毎年一定額を払うタイプのもの。

 

携帯電話の料金やインターネット回線などがこのタイプにあたります。
他にも、NetflixやHuluなどの動画サービスや、オンラインゲームなどにも月額課金制のものが数多くあります。

 

最近多くの企業が注目し、参入が増えているのがこの月額課金タイプです。

 

リカーリングモデルの難しさ

継続的に収益を得ることのできるリカーリングモデルは魅力的なビジネススタイルに見えますが、成功を収めるのは簡単ではありません。

 

継続してお金を払ってもらうためには、金額に見合うだけの価値を提供し続ける必要があります。金額に見合わないと判断されたり、類似商品・サービスにより良いものがあると判断されたりすれば顧客は離れていってしまいます。競合相手も同じようにリカーリングモデルを採用していた場合、一度離れた顧客を取り戻すのは大変です。

 

リカーリングモデルを成功させるためには、常に魅力ある商品を提供し、消費者が離れ続けないように努力をしつつけることが求められます。一度消費者が食いついたからといって、楽して儲けが出るというものではありません。

 

そしてリカーリングモデルのもう一つの難しさは、顧客の不満に気がつきにくいという点にあります。
商品の購入や支払いが習慣になってしまうと、多少不満があってもすぐに離れず、だらだらと続けてしまう人が多いのです。
商品やサービスに対する不満が表面化しにくいため、去っていく人が目立つ頃には、すでに大半の顧客の心が離れてしまった後ということも珍しくありません。こうなってしまうと挽回は非常に困難です。

 

手遅れになってしまう前に気がつくためには、顧客の不満に対して敏感であること、そして常に良い商品を提供できているかどうかを自問自答し続けることが大切になります。

 

不動産投資とリカーリング

毎月家賃収入を得る不動産投資もリカーリングモデルの一つです。

 

不動産投資を成功させるために必要なことも、基本的に他のリカーリングモデルと変わりません。借り手にとって魅力的な物件でなければ、収入は途絶えてしまいます。
賃貸の場合、部屋に全く問題がなくても借主の都合で退去してしまうこともありますが、それでも「良い部屋」であればすぐに次の入居者が見つかります。

 

所有している物件を「利用者にとって魅力的な物件」にし続けるためには勉強がかかせません。
最近では不動産屋のセールストークに乗せられて安易に不動産投資に手を出してしまうサラリーマンが増えていますが、賃貸経営は彼らがいうほど簡単なものではありません。

 

賃貸収入は不労所得などという人もいますが、努力しなければ利益を得ることはできません。

 

どんな間取りが人気で、必要な設備にはどんなものがあるか、リフォームの相場はいくらといった物件に関するものから、税金や会計、銀行の融資などのお金に関するものなど、幅広い知識が要求されます。どれか一つでも欠けてしまうと、たちまち大きな負債を抱えることになりかねません。

 

不動産は投資のなかでも金額が大きくなります。たった一つの失敗が大きな不利益になることも珍しくありません。

 

有名な不動産投資家が書いた本を読むのも良いですが、初心者にはスケールの大きい話であることも多いため、最初のうちは不動産投資会社が配っている無料のガイドブックから読んでみるのがおすすめです。

 

評判の良い会社のガイドブックをいくつか読んでみれば、最低限基本的なことは一通り学ぶことができるでしょう。

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